本作は、2人の女性がたらい舟に乗って菱の実を採る様子を描いている。中国の江南地方では、歌いながら食用の菱の実を採る風俗があるとされる。「採蓮」や「採菱」は、本来女性の労働生産にまつわるものであり、本作は、素朴な労働風景の中に女性の魅力を表現している。
作品名 | 採菱図扇面 |
ふりがな | さいりょうずせんめん |
作者 | 姜壎 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代中期 嘉慶24年(1819) |
寸法 | 18.2×53.2cm |
目録番号 | 4a-1769-3 |
釈文 | 己卯三月 紅茵館主画 |
本作は、2人の女性がたらい舟に乗って菱の実を採る様子を描いている。中国の江南地方では、歌いながら食用の菱の実を採る風俗があるとされる。「採蓮」や「採菱」は、本来女性の労働生産にまつわるものであり、本作は、素朴な労働風景の中に女性の魅力を表現している。