王禔(1880~1960)は清時代末から中華民国期に活躍した芸術家で、書は金文・篆書や隷書に優れていました。篆書は整然として澄み切った書風が特徴です。篆刻も均整のとれた理知的な刻風は当時の上海で大変人気がありました。西泠印社創立の発起人の一人としても功績のある人です。
この作品は隷書の肥痩を用いて、端正な中にもやさしさが感じられる味わい深い作品です。(漢字部 資料紹介 2010年11月号)
作品名 | 隷書七言対聯 |
ふりがな | れいしょしちごんついれん |
作者 | 王禔 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国36年(1947) |
寸法 | 各133.0×25.0cm |
目録番号 | 4A-1739 |
釈文 | 書彊邨老人集程際盛邵長蘅詩句 竹華細影浮湘蕈 藤笈残編上楚船 丁亥仲冬福厂王禔 |
王禔(1880~1960)は清時代末から中華民国期に活躍した芸術家で、書は金文・篆書や隷書に優れていました。篆書は整然として澄み切った書風が特徴です。篆刻も均整のとれた理知的な刻風は当時の上海で大変人気がありました。西泠印社創立の発起人の一人としても功績のある人です。
この作品は隷書の肥痩を用いて、端正な中にもやさしさが感じられる味わい深い作品です。(漢字部 資料紹介 2010年11月号)