潘祖蔭(1830~1890)字は伯寅。蘇州の人です。咸豊2年(1852)23歳で進士となりました。書は大字楷書に優れ、生前から宮廷各所に彼の書が飾られており、その評価が高かったことを物語っています。また金石書画の蒐集・研究家としても名高く、清末を代表する大官金石学者の一人です。馬車や衣服が古びても新調せず、俸給のほとんどを古物の蒐集に宛てていたそうです。青銅器の収集は500を超えたといいます。
本作は一紙が半切大の大作で、重心を低くとった右肩上がりの運筆が堂々とした作品です。(漢字部 資料紹介 2018年1月号)
作品名 | 行書七言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょしちごんついれん |
作者 | 潘祖蔭 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 各134.6×31.3cm |
目録番号 | 4A-2917 |
釈文 | 保如一兄大雅正 蔵異書貴得作者 汲古画須検裂文 伯寅潘祖蔭 |
潘祖蔭(1830~1890)字は伯寅。蘇州の人です。咸豊2年(1852)23歳で進士となりました。書は大字楷書に優れ、生前から宮廷各所に彼の書が飾られており、その評価が高かったことを物語っています。また金石書画の蒐集・研究家としても名高く、清末を代表する大官金石学者の一人です。馬車や衣服が古びても新調せず、俸給のほとんどを古物の蒐集に宛てていたそうです。青銅器の収集は500を超えたといいます。
本作は一紙が半切大の大作で、重心を低くとった右肩上がりの運筆が堂々とした作品です。(漢字部 資料紹介 2018年1月号)