この碑は成熟期の漢隷の代表といえますが、元の碑は明時代に壊れて拓本のみが伝わっています。碑の文字は「方整・流麗・奇古」三つの要素がそなわった漢碑第一と評されています。
沈曽植(1852~1922)は、1880年の進士。歴史に詳しく、地理の研究もした人物ですが、金石拓本の収集家としても有名です。(漢字部 資料紹介 2012年9月号)
作品名 | 隷書臨西嶽華山廟碑軸 |
ふりがな | れいしょりんせいがくかざんびょうひじく |
作者 | 沈曽植 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 103.7×51.4cm |
目録番号 | 4A-1059 |
釈文 | 自三五迭興其奉山川或在天 子或在諸侯是以唐虞疇咨四 嶽五歲壹巡狩皆以四時之中 月各省其方親至其山柴祭燔 燎夏商則未聞所損益 華山廟碑 寐叟 |
この碑は成熟期の漢隷の代表といえますが、元の碑は明時代に壊れて拓本のみが伝わっています。碑の文字は「方整・流麗・奇古」三つの要素がそなわった漢碑第一と評されています。
沈曽植(1852~1922)は、1880年の進士。歴史に詳しく、地理の研究もした人物ですが、金石拓本の収集家としても有名です。(漢字部 資料紹介 2012年9月号)