蟹図扇面

かにずとほう
     

すばらしく達者な筆づかいの作品です。作者の任薫(1835~1893)は、字は阜長。浙江蕭山の人。人物画を得意とした任熊の弟。甥には、天才画家と称された任頤(任伯年)がいます。人物は兄と同じく陳洪綬を師とし、特に花鳥画を得意としました。
菊は華の王といわれ、「華」は一と十が6個でできており、「六十」還暦を表し、蟹は甲羅があることから、十干の始まり「甲」で、菊と蟹で「華甲」の長寿吉祥を表します。

                                               
作品名蟹図扇面
ふりがなかにずとほう
作者任薫
国名中国
制作年清時代後期
寸法17.8×53.5cm
目録番号4a-1749-1
釈文詩舲仁兄 大人雅属 阜長任薫 写于恰受軒

すばらしく達者な筆づかいの作品です。作者の任薫(1835~1893)は、字は阜長。浙江蕭山の人。人物画を得意とした任熊の弟。甥には、天才画家と称された任頤(任伯年)がいます。人物は兄と同じく陳洪綬を師とし、特に花鳥画を得意としました。
菊は華の王といわれ、「華」は一と十が6個でできており、「六十」還暦を表し、蟹は甲羅があることから、十干の始まり「甲」で、菊と蟹で「華甲」の長寿吉祥を表します。

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