山水図団扇

さんすいずだんせん
     

明倹(生卆年不詳)は、清代の僧。江蘇鎮江の人。俗姓は王、字は智勤。詩書を能くし、山水・花卉を巧みにした。道光頃(1821~1850)の人。

本作は、山里の入口に佇む老松の根方をすぎて、里の朋友を尋ねる人物を描く。従者は琴らしきものを携えているのがわかる。董其昌の画風に倣ったとする団扇の一作。

                                               
作品名山水図団扇
ふりがなさんすいずだんせん
作者明倹
国名中国
制作年清時代後期 咸豊8年(1858)
寸法23.6×25.7cm
目録番号z4a-0182-2
釈文戊午秋七月既望 仿董思翁法為 一山大兄先生正之 几谷倹

明倹(生卆年不詳)は、清代の僧。江蘇鎮江の人。俗姓は王、字は智勤。詩書を能くし、山水・花卉を巧みにした。道光頃(1821~1850)の人。

本作は、山里の入口に佇む老松の根方をすぎて、里の朋友を尋ねる人物を描く。従者は琴らしきものを携えているのがわかる。董其昌の画風に倣ったとする団扇の一作。

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