独特の人物表現が特徴的です。幸福の象徴である赤い蝙蝠を籠から放ち、箒の代わりに蓮の茎を持つのは唐時代・蘇州の禅僧、寒山と拾得です。蓮は「子孫繁栄」「清廉潔白」などの吉祥に通じます。観ているだけで幸せになりそうなユーモアにあふれた作品。
李野(1843~?)字は石湖、後に石壷。野人、石湖甫、伯子、壺道人などと号しました。揚州の人。顧譲、高崟、陳康侯とともに揚州人物画四家と称されました。
作品名 | 寒山拾得図扇面 |
ふりがな | かんざんじっとくずせんめん |
作者 | 李野 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代末期 光緒26年(1900) |
寸法 | 17.2×51.6cm |
目録番号 | 4a-2779 |
釈文 | 庚子春日 石道人李野戯作 |
独特の人物表現が特徴的です。幸福の象徴である赤い蝙蝠を籠から放ち、箒の代わりに蓮の茎を持つのは唐時代・蘇州の禅僧、寒山と拾得です。蓮は「子孫繁栄」「清廉潔白」などの吉祥に通じます。観ているだけで幸せになりそうなユーモアにあふれた作品。
李野(1843~?)字は石湖、後に石壷。野人、石湖甫、伯子、壺道人などと号しました。揚州の人。顧譲、高崟、陳康侯とともに揚州人物画四家と称されました。