駿馬図

しゅんめず
     

陳曽寿(1878~1949)、字は仁先、蒼虬と号した。官吏を勤めつつ詩人としての傑出した才能で知られ、また書画も得意とした。

馬は、前近代において最も優れた乗り物であり、その身体能力の高さに神秘性が感じられてきた。また重要な戦力でもあったため、武力の象徴でもあった。馬は他の吉祥物と組み合わされ、それがすぐに実現することを表すことも多い。本作は、唐・張籍「謝裴司空寄馬」詩に発想を得て描かれたもので、細かな毛並みや立体感ある写実的表現から、絵画においても非凡であったことがうかがえる。

                                               
作品名駿馬図
ふりがなしゅんめず
作者陳曾寿
国名中国
制作年中華民国
寸法74.2×47.0cm
目録番号z4a-0179
釈文騄耳新駒駿得名司空遠 自寄書生乍離華厩移蹄 渋初到貧家挙眼驚毎被 間人来借問多尋古寺独騎 行長思歳旦沙堤上得従鳴 珂傍火城 蒼虬陳曽寿

陳曽寿(1878~1949)、字は仁先、蒼虬と号した。官吏を勤めつつ詩人としての傑出した才能で知られ、また書画も得意とした。

馬は、前近代において最も優れた乗り物であり、その身体能力の高さに神秘性が感じられてきた。また重要な戦力でもあったため、武力の象徴でもあった。馬は他の吉祥物と組み合わされ、それがすぐに実現することを表すことも多い。本作は、唐・張籍「謝裴司空寄馬」詩に発想を得て描かれたもので、細かな毛並みや立体感ある写実的表現から、絵画においても非凡であったことがうかがえる。

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