花虫図

かちゅうず
     

張聿光(1885~1968)は字を鶴蒼頭といい、冶欧齋主・南軒後人と号した。写真館や舞台の背景画や新聞の風刺漫画を描くとともに国画の教師を歴任したが、伝統的国画にとどまらず西洋の画法を吸収し、花卉・山水・人物・走獣などすべてをよくした。劉海栗らと上海図画美術院を創設して西洋画教育もおこなっている。本作は、国画の簡略かつ素朴な筆致で伝統的画題であるウリ科の蔓性植物にとまる昆虫を描いている。

                                               
作品名花虫図
ふりがなかちゅうず
作者張聿光
国名中国
制作年清末~民国
寸法121.0×43.0cm
目録番号5b-3677
釈文聿光

張聿光(1885~1968)は字を鶴蒼頭といい、冶欧齋主・南軒後人と号した。写真館や舞台の背景画や新聞の風刺漫画を描くとともに国画の教師を歴任したが、伝統的国画にとどまらず西洋の画法を吸収し、花卉・山水・人物・走獣などすべてをよくした。劉海栗らと上海図画美術院を創設して西洋画教育もおこなっている。本作は、国画の簡略かつ素朴な筆致で伝統的画題であるウリ科の蔓性植物にとまる昆虫を描いている。

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved