唐熊(1892~1935以後)は字を吉生といい、神我・韻如と号しました。女流画家である呉淑娟(1853~1930)の子です。その画風は瀟洒で俗気がないと評されます。
本作は、まず『論語』に出典のある自省を意味する「退省」の字を揮毫し、余白に松・竹・梅の「三友」を描き込んだものです。「三友」は「歳寒三友」とも呼ばれ、「清廉潔白」・「節操」という文人の理想を表現したものとされ、好んで描かれる画題です。
作品名 | 退省字三友図横披 |
ふりがな | たいしょうじさんゆうずおうひ |
作者 | 唐熊 |
国名 | 中国 |
制作年 | 中華民国 |
寸法 | 33.5×121.7cm |
目録番号 | 5b-8961 |
釈文 | 退省 毅臣先生嘱 書此額紙有 余白為補三 友図亦蔵拙 之意也即希 法家正之 唐熊 |
唐熊(1892~1935以後)は字を吉生といい、神我・韻如と号しました。女流画家である呉淑娟(1853~1930)の子です。その画風は瀟洒で俗気がないと評されます。
本作は、まず『論語』に出典のある自省を意味する「退省」の字を揮毫し、余白に松・竹・梅の「三友」を描き込んだものです。「三友」は「歳寒三友」とも呼ばれ、「清廉潔白」・「節操」という文人の理想を表現したものとされ、好んで描かれる画題です。