汪亜塵(1893~1983)は雲隠と号した。上海に出て絵画を学び、劉海粟(1896~1994)らと上海図画美術院を設立した。日本に留学経験を持ち、帰国後は美術教授などを歴任した。王伝燾(1903~1978)は字を季眉という。呉昌碩(1844~1927)の高弟である王一亭(1867~1938)の第三子。父の画風を継承して山水、花卉をよくした。本作は、汪亜塵が魚を描き、字を書し、王伝燾が蓮の花を描いたものであるが、両者が自然に調和している。
作品名 | 合作條魚睡蓮図 |
ふりがな | がっさくじょうぎょすいれんず |
作者 | 汪亜塵/王傳燾 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国32年(1943) |
寸法 | 109.3×23.0cm |
目録番号 | 5b-0049 |
釈文 | 水深魚活溌風蕩煙波濶一片 睡蓮花游魚自出漫癸未夏初 文徳先生雅属王伝燾画蓮花 雲隠居士亜塵写魚并題 |
汪亜塵(1893~1983)は雲隠と号した。上海に出て絵画を学び、劉海粟(1896~1994)らと上海図画美術院を設立した。日本に留学経験を持ち、帰国後は美術教授などを歴任した。王伝燾(1903~1978)は字を季眉という。呉昌碩(1844~1927)の高弟である王一亭(1867~1938)の第三子。父の画風を継承して山水、花卉をよくした。本作は、汪亜塵が魚を描き、字を書し、王伝燾が蓮の花を描いたものであるが、両者が自然に調和している。