山高水長図横披

さんこうすいちょうずおうひ
     

袁松年(1895~1966)は字を鶴文という。はじめ西洋画を学んだが、康有為(1858~1927)らが西洋画の技法で国画を改造し中西融合を図る「国画合理化」を主張するとその影響を受け、国画をもっぱらとするようになる。その絵画は山水を得意とし、西洋絵画学習で培った写生とデッサン力が生かされている。本作は、浙江省富春江岸にある陵釣台の風景を、硬い筆致と明るい色彩描いたものである。

                                               
作品名山高水長図横披
ふりがなさんこうすいちょうずおうひ
作者袁松年
国名中国
制作年中華民国
寸法37.1×81.2cm
目録番号5b-8911
釈文山高水長 富春江于陵釣台即景 松年作

袁松年(1895~1966)は字を鶴文という。はじめ西洋画を学んだが、康有為(1858~1927)らが西洋画の技法で国画を改造し中西融合を図る「国画合理化」を主張するとその影響を受け、国画をもっぱらとするようになる。その絵画は山水を得意とし、西洋絵画学習で培った写生とデッサン力が生かされている。本作は、浙江省富春江岸にある陵釣台の風景を、硬い筆致と明るい色彩描いたものである。

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