菊蝶図横披

きくちょうずおうひ
     

龐左玉(1915~1969)は瑶草廬主と号し、浙江呉興の人。近代を代表する女流画家で、花卉・草虫を得意とした。
菊は、旧暦の九月頃に咲くことから、「九」が「久」に通じて長久を象徴し、その花びらを入れた酒は長寿の効用があるとされる。また、その中国語音は「吉」に通じる。高齢の老人を意味する「耋(てつ)」に通じる「蝶」と合わさった吉祥の寓意を持つ画題である。

                                               
作品名菊蝶図横披
ふりがなきくちょうずおうひ
作者龐左玉
国名中国
制作年1950年
寸法28.4×77.9cm
目録番号5b-8995
釈文庚寅之冬呉興龐左玉写

龐左玉(1915~1969)は瑶草廬主と号し、浙江呉興の人。近代を代表する女流画家で、花卉・草虫を得意とした。
菊は、旧暦の九月頃に咲くことから、「九」が「久」に通じて長久を象徴し、その花びらを入れた酒は長寿の効用があるとされる。また、その中国語音は「吉」に通じる。高齢の老人を意味する「耋(てつ)」に通じる「蝶」と合わさった吉祥の寓意を持つ画題である。

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