趙世駿(?~1928)は、字を声伯、号を山木といいました。書は鍾繇(151~230)や王羲之(303?~361?)を学んだのち、中年以降は褚遂良書法(=褚法)を専門的に修めました。その成果は、真筆に迫ると評されています。
本作は、趙世駿が褚遂良(596~658)の「雁塔聖教序」を臨書したものです。筆先を巧みに用いて軽快な線を引いており、勢いよく動いた筆先は、時にくるりと回って線を結ぶこともあります。褚遂良の細くしなやかな線質を忠実に再現している作品です。
【関連書籍】
趙世駿(?~1928)は、字を声伯、号を山木といいました。書は鍾繇(151~230)や王羲之(303?~361?)を学んだのち、中年以降は褚遂良書法(=褚法)を専門的に修めました。その成果は、真筆に迫ると評されています。
本作は、趙世駿が褚遂良(596~658)の「雁塔聖教序」を臨書したものです。筆先を巧みに用いて軽快な線を引いており、勢いよく動いた筆先は、時にくるりと回って線を結ぶこともあります。褚遂良の細くしなやかな線質を忠実に再現している作品です。
【関連書籍】
作品名 | 楷書臨雁塔聖教序四屏 |
ふりがな | かいしょりんがんとうしょうぎょうじょしへい |
作者 | 趙世駿 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国5年(1916) |
寸法 | 各84.9×20.2cm |
目録番号 | 4A-0569 |
釈文 | 故知像顯可徴雖愚不惑形潜莫睹在智猶迷況乎佛道崇虚乗幽 控寂弘濟萬品典御十方挙威霊而無上抑神力而無下大之則弥 於宇宙細之則攝於毫釐無滅無生歴千劫而不古若隠若顯運百 福而長今妙道凝玄遵之莫知其際法流湛寂挹之莫測其源故知 蠢蠢凡愚 区区庸鄙投其旨趣能無疑惑者哉然則大教之興基乎 西土騰漢庭而皎夢照東域而流慈昔者分形分跡之時言未馳而 成化当常現常之世民仰徳而知遵及乎晦影帰真遷儀越世金容 掩色不鏡三千之光麗象開図空端四八之相於是微言広被拯含 類於三塗遺訓遐宣導群生於十地然而真教難仰莫能一其旨帰 曲学易遵邪正於焉紛糾所以空有之論或習俗而是非大小之乗 乍沿時而隆替 有玄奘法師者法門之領袖也幼懐貞敏早悟三空 之心長契神情先苞四忍之行松風水月未足比其清華仙露明珠 詎能方其朗潤故以智通無累神測未形超六塵而迥出隻千古而 無対凝心内境悲正法之陵遅栖慮玄門慨深文之訛謬思欲分條 析理広彼前聞截偽続真開茲後学是以翹心浄土往遊西域乗危 遠邁杖策孤征積雪晨飛途閒失地驚砂夕起空外迷天萬里撥山 川撥煙霞而進影百重寒暑躡霜雨而前蹤誠重労軽求深願達周 遊西宇十有七年窮歴道邦詢求正教双林八水味道餐風鹿苑鷲 峰瞻奇仰異承至言於先聖受真教於上賢探賾妙門精窮奧業一 乗五律之道馳驟於心田八藏三篋之文波涛於口海爰自所歴之 国総将三藏要文凡六百五十七部訳布中夏宣揚勝業引慈雲於 西極注法雨於東垂聖教缺而復全蒼生罪而還福湿火宅之乾燄 共拔迷途朗愛水之昏波同臻彼岸 子楷仁兄大人雅教 丙辰九月山木趙世駿 |
趙世駿(?~1928)は、字を声伯、号を山木といいました。書は鍾繇(151~230)や王羲之(303?~361?)を学んだのち、中年以降は褚遂良書法(=褚法)を専門的に修めました。その成果は、真筆に迫ると評されています。
本作は、趙世駿が褚遂良(596~658)の「雁塔聖教序」を臨書したものです。筆先を巧みに用いて軽快な線を引いており、勢いよく動いた筆先は、時にくるりと回って線を結ぶこともあります。褚遂良の細くしなやかな線質を忠実に再現している作品です。
【関連書籍】