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秋季企画展「故事人物画展」

書院展示室

開催日: 2003年9月6日 - 2003年11月3日カテゴリー:
【展覧会概要】

「伯楽」「画竜点睛」。新聞などでもよく見かけるこれらの漢字熟語を「故事」といいます。たとえば優れた指導者を「名伯楽」と呼んだり、「よく出来ているのに肝心な部分が欠けている」ことを指して「画竜点睛を欠く」という具合に使われています。

これら故事の多くは中国の歴史や言い伝えを出典とする言葉で、その中には生活や人生に役立つ知恵も含まれていて、わたしたちは日々の暮らしの中で、折にふれて色々な故事と出会うことがあります。

さて、これらの故事は絵の題材としても盛んに用いられます。日本画でも取り上げられることがありますが、特に中国の近代絵画では主要な画題のひとつとして描かれてきました。観峰館収蔵の中国絵画にもそのような故事を題材とした絵画があり、このたび「故事人物画展」として企画展示をさせていただくことになりました。

活字の中で見かける四字熟語の「故事」とは一味違う、中国近代絵画のどことなくユーモラスでのんびりした「故事」の世界をお楽しみください。

 

【主な展示作品】

陳崇光《馮媛当熊図》清時代後期

胡東海《木蘭図》清時代後期

銭慧安《桃源問津図》清時代後期

沈心海《三遷孟範図》清時代末期~中華民国初期

汪琨《桃源図》中華民国

徐悲鴻《相馬図》中華民国

【次回の展覧会】

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