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秋季企画展「対聯の書の楽しみ」

開催日: 2008年9月2日 - 2008年11月30日カテゴリー:
【展覧会概要】

現代中国では、正月などのお祝いにおめでたい言葉を書いた赤い紙を、建物の入口に貼り付ける習慣があります。これは中国書の形式である「対聯」に倣ったものです。この展覧会で展示する「対聯」は、書斎や応接室・寝室といった屋内の調度として制作されたもので、一対の掛け軸に仕立てられています。あるものは「蝋箋」という大変手の込んだ加工が施された高価な用紙に書かれていています。

作品の内容、書体もさまざまであり、左右の掛軸は基本的に同じ文字数であるが、内容や文法は必ずしも左右対称ではありません。

それぞれの作者の用筆の見事さは勿論のこと、書かれた字句の面白さや、蝋箋の美しさなど、いろいろな視点で対聯の書を楽しんでもらえる展覧会です。

 

【主な展示作品】

趙光《行書七言対聯》清時代後期

何紹基《行書八言対聯》清時代後期 道光年間(1840年代)頃

曾熙《楷書五言対聯》清時代後期

屠倬《隷書八言対聯》清時代中~後期

陳宝琛《楷書七言対聯》中華民国14年(1925)

張之萬《行書七言対聯》清時代後期

楊逸《隷書八言対聯》中華民国12年(1923)

曹鴻勛《行書七言対聯》清時代後期

林紓《行書七言対聯》清時代末期~中華民国初期

 

【図録】

収蔵品撰集2~中国書対聯作品~

 

【次回の展覧会】

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