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春季企画展「没後百年 銭慧安展」

     

書院展示室

開催日: 2011年4月16日 - 2011年6月19日カテゴリー:

【展覧会概要】

銭慧安(せんけいあん、1833~1911)は初名は貴昌、字は吉生、後に号の慧安を名とし、清谿樵子・双管楼などと号し、中国・清朝後期に上海で活躍した「海上派」を代表する画家の1人です。本年(2011)は、銭慧安の没後100年にあたります。観峰館には約19件の作品を収蔵しています。その作品は、民衆の間で広まった故事伝説を鋭い筆致で白描風に描いています。彼が題材としたのは多くは吉祥画です。吉祥のモチーフを現実の人びとの生活の中に表現した画風は、民衆の心をとらえ、その名を広く高めました。

春季企画展では館蔵の銭慧安作品を中心に、彼と交流のある画家や弟子の作品を通して銭慧安という人物やその画風に迫っていきます。

 

【主な展示作品】

銭慧安《羅浮香夢図》清時代末期 光緒21年(1895)

銭慧安《倣唐寅朱慶餘詞美人図》清時代末期 宣統元年(1909)

銭慧安《燈月交輝図》清時代後期

銭慧安《細数落花図》清時代後期 光緒12年(1886)

銭慧安《桃源問津図》清時代後期

銭慧安《富貴耄耋図》清時代後期 光緒6年(1880)

倪田《倣華嵒桃源図》清時代末期~中華民国初期

沈心海《三老図》中華民国12年(1923)

朱良材《子猷愛竹図》中華民国11年(1922)

 

【図録】

収蔵品撰集3~銭慧安~

 

【次回の展覧会】

夏季企画展「生誕百年 原田観峰が蒐集した中国書画展」

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