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秋季企画展「日本習字創立60周年記念 観峰コレクション―収集の系譜―」

     

書院展示室/西洋アンティーク室

開催日: 2013年8月31日 - 2013年11月24日カテゴリー:

【展覧会概要】

日本習字創立者である原田観峰(1911~1995)は、「正しい美しい愛の習字」という教育理念のもと、手本執筆や講習会を通じて戦後の教育書道の発展に大きな足跡を残すと同時に、精力的に教育資料の収集をおこないました。昭和41年(1966)の初訪中に始まった観峰の収集活動は、はじめ書道学習の参考となるような中国の書画作品や拓本、硯などの資料を対象としたものでしたが、やがてその収集範囲は日本の和装本や教科書、さらに世界各国の文字資料や民族資料にまで広がり、約35年をかけて膨大な観峰コレクションを形成したのでした。そして現在、観峰コレクションは日本習字が運営する博物館である観峰館に収蔵されています。

本企画展では、観峰コレクションを代表する各分野の資料を紹介するとともに、観峰が生前に書き残した博物館構想の原稿や収取活動のエピソードなどから、コレクター原田観峰が追い求めた理想を探ります。

 

▼出品リストはこちら

平成25年(2013)観峰館 秋季企画展「日本習字創立60周年記念「観峰コレクション―収集の系譜―」」展示作品リスト(439KB)

 

【主な展示作品】

包世臣《行書蘇軾題西林壁詩軸》清時代中~後期

何紹基《行書七言対聯》清時代後期 同治年間(1860年代)頃

楊峴《隷書八言対聯》清時代後期 光緒20年(1894)

「淳化閣帖(玉泓館本)」明時代 嘉靖45年(1566)

呉昌碩《富貴長寿図》中華民国元年(1912)

呉滔《青山翠色図》清時代後期 光緒19年(1893)

 

【同時開催】

国語読本―語り継がれる昔話―

 

【次回の展覧会】

冬期企画展「干支と吉祥の書画」

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