本館 4階・5階展示室
【展覧会概要】
春は、冬の寒さを越え、若葉が色づき、美しい花が咲くなど、四季の中でも特に色彩豊かな季節です。そこに美しく描かれた女性が花を添えれば、その彩りはいっそう豊かなものになるでしょう。
本展は、「春」と「女性」をテーマに、近代中国絵画の一ジャンルであり、当館コレクションを特徴づける近代中国の「美人画」と、江戸後期から明治・大正時代の出版物や錦絵などに描かれた女性、そして女性の手による書画を展示いたします。
また、収蔵品とともに、当館のある竜田町の宝物、竜田神社所蔵「三十六歌仙色紙」のうち、八面を特別出品させていただきます。
日本・中国の美しい女性像や、繊細で流麗な書作品を交えた、彩り豊かな展示をご覧ください。
【主な展示作品】
惲懐英《折梅図》清時代中期 嘉慶2年（1797）
神坂雪佳編「日本女装」明治39年（1906）より「舞子図」
野村望東《和歌短冊「くらゐ山」》幕末期
