新館 特別展示室
【展覧会概要】
雪野山古墳は、古墳時代前期(4世紀初頭)の全長70メートルの前方後円墳で、ヤマト政権と結びつきのある有力者の存在を示す、近江を代表する古墳です。
平成元年に未盗掘の状態で見つかり、三角縁神獣鏡を初めとする豊富な副葬品が完全な状態で残っていたことから、副葬品のセット関係や配列、水銀朱の散布行為など、当時の葬送儀礼を復元できる貴重な古墳です。
本展は、重要文化財である雪野山古墳の出土品を一堂に会して展示する初めての試みです。特に文化財保存修理が完了した漆製品のすべてが展示されるのは、今回が初めてです。
【同時開催】