新館 特別展示室
【展覧会概要】
秦の小篆が定まったころ、官吏たちは篆書の早書きである古隷や、篆書のくずし字などさまざまな書体を記しています。
漢時代には古隷から八分が生まれ、隷書は正書体になります。隷書からその省略形である章草が生まれ、隷意が抜けて草書となります。
行書もまた隷書や草書の長所を活かして作られてきた書体です。そして、規則的で、実用性の高い楷書が唐時代に完成します。
後漢時代からの石刻資料の拓本から、楷書が完成するころまでの石刻資料と共に、はるか後の清時代の書家たちが魅力を感じて臨書した作品や、その書法を取り入れようとした作品を鑑賞することで、変遷する書体の魅力を感じる展覧会です。
【主な展示作品】
【同時開催】