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小坂奇石の折帖手本/館蔵中国書画小品展

     

本館 4階・5階展示室

開催日: 2020年9月19日 - 2020年11月23日カテゴリー:
新型コロナウィルス感染拡大防止対策を行っております。ご来館の際はこちらをご確認ください。

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『ミュージアムぐるっとパス・関西2020』ご利用の方へ(2020秋季展について)

 

小坂奇石の折帖手本

【紹介動画】

 

【会場】

本館4階展示室

 

【展覧会概要】

小坂奇石(こさか きせき、1901~1991)は、徳島県出身の書家で、王羲之(おうぎし)を基礎に顔真卿(がんしんけい)等の書を学び、楷書は特に北魏の力強い重厚で厳しさのある書を好みました。また書道教育にも力を注ぎ、奈良教育大学、徳島大学などの講師として後身を育成し、晩年は奈良に居を構えて活動しました。

本展は、個人のご好意により寄贈を受けた、小坂奇石の折帖手本の優品を展示いたします。

小坂奇石折帖 受贈及び展示一覧

 

【主な展示作品】(クリックで拡大します)

小坂奇石「臨蘭亭序」昭和51年(1976)

小坂奇石「臨十七帖」昭和52~55年(1977~1980)

 

 

【展示風景】

 

館蔵中国書画小品展

【紹介動画】

 

【会場】

本館5階展示室

 

【展覧会概要】

このたび、「館蔵中国書画小品展」と称して、小規模な展示を企画しました。タイトルの通り、掛幅のような大画面の作品ではなく、おおむね手元で鑑賞できるくらいの小画面の作品を集めました。画面形式としては、扇子形(扇面作品)・円形(団扇作品)・方形(斗方作品)に分類されます。扇子や団扇は、手に執って使用するものですので、非常に身近で鑑賞できるアイテムですし、斗方は、おそらく本として机上で鑑賞する冊頁形式であったものを切り離したり、軸装に仕立て直したりしたものでしょう。

小画面に制作される書は、当然ながら小粒の字になりますし、扇面のような独特な形状の画面にバランスよく揮毫するには、高い技量が必要でしょう。絵画も同じく、扇面上下の空間の差と、折れの効果を計算したうえで描かれています。団扇は、丸い枠に金魚すくいのようにピンと貼りつけるため、その素材には目の細かな絹が使われることがほとんどです。絹は滲みが少ないため、書画ともに細緻な表現に向いていますので、そのあたりも見どころのひとつです。

小品は、手ごろなプレゼントとして清朝時代頃より人気が高かったようで、観峰館にも多くの作品が収蔵されています。これら手元で鑑賞するミニチュア的芸術品の魅力を感じていただきたいと思います。

秋季平常展「館蔵中国書画小品展」展示作品リスト

 

【主な展示作品】(クリックで拡大します)

呉大澂「行書自作詩」

邵治泳「擲果盈車図」

徐三庚「臨祀三公山碑」

李家駿「騎馬行旅図」

高邕「臨礼器碑陰」

呉譲之「臨顔真卿争坐位帖」清時代後期

陳康侯「玩具図」

呉祖佑「臨九成宮醴泉銘」

涂林ほか「人物魚卉合璧」

汪樵ほか「山水花鳥合璧」

 

【展示風景】

 

【展示作品解説】※Facebookで順次更新しています!

秋季展の作品解説をFacebookで公開しています

 

【同時開催】

開館25周年秋季企画展「耄耋ってニャンだ!?-吉祥の願い-」

 

次回の展覧会

冬季企画展「生誕110周年記念 原田観峰の書」

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