本館 4階・5階展示室
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小坂奇石の折帖手本
【紹介動画】
【会場】
本館4階展示室
【展覧会概要】
小坂奇石(こさか きせき、1901~1991)は、徳島県出身の書家で、王羲之(おうぎし)を基礎に顔真卿(がんしんけい)等の書を学び、楷書は特に北魏の力強い重厚で厳しさのある書を好みました。また書道教育にも力を注ぎ、奈良教育大学、徳島大学などの講師として後身を育成し、晩年は奈良に居を構えて活動しました。
本展は、個人のご好意により寄贈を受けた、小坂奇石の折帖手本の優品を展示いたします。
【主な展示作品】(クリックで拡大します)
【展示風景】
館蔵中国書画小品展
【紹介動画】
【会場】
本館5階展示室
【展覧会概要】
このたび、「館蔵中国書画小品展」と称して、小規模な展示を企画しました。タイトルの通り、掛幅のような大画面の作品ではなく、おおむね手元で鑑賞できるくらいの小画面の作品を集めました。画面形式としては、扇子形(扇面作品)・円形(団扇作品)・方形(斗方作品)に分類されます。扇子や団扇は、手に執って使用するものですので、非常に身近で鑑賞できるアイテムですし、斗方は、おそらく本として机上で鑑賞する冊頁形式であったものを切り離したり、軸装に仕立て直したりしたものでしょう。
小画面に制作される書は、当然ながら小粒の字になりますし、扇面のような独特な形状の画面にバランスよく揮毫するには、高い技量が必要でしょう。絵画も同じく、扇面上下の空間の差と、折れの効果を計算したうえで描かれています。団扇は、丸い枠に金魚すくいのようにピンと貼りつけるため、その素材には目の細かな絹が使われることがほとんどです。絹は滲みが少ないため、書画ともに細緻な表現に向いていますので、そのあたりも見どころのひとつです。
小品は、手ごろなプレゼントとして清朝時代頃より人気が高かったようで、観峰館にも多くの作品が収蔵されています。これら手元で鑑賞するミニチュア的芸術品の魅力を感じていただきたいと思います。
【主な展示作品】(クリックで拡大します)
【展示風景】
【展示作品解説】※Facebookで順次更新しています!
【同時開催】