観峰館を運営する公益財団法人日本習字教育財団は、2023年10月で70周年を迎えます。
これを記念して、観峰館ホームページでは、財団創立者である原田観峰(1911~1995)の作品や、観峰館の収蔵品「観峰コレクション」蒐集の経緯などを紹介します。
第1回 《扁額「読書楽」》
原田観峰は、習字手本の筆者として著名ですが、書家としても魅力的な作品を多く遺しています。第1回目は、扁額の作品をご紹介します。
今回取り上げる《扁額「読書楽」》は、昭和35年(1960)頃に書かれたと思われる作品です。原田観峰49歳ころの作品となります。
《扁額「読書楽」》は運筆の軽快さとあわせて、多折法や渇筆をもちいて文字そのものが楽しげな作品にしあがっています。
観峰館では当ページにおきまして、これからも原田観峰の作品を紹介して参ります。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。