ユーモアあふれる表情と、コミカルな動き…大黒天を先頭に、七人の神、いわゆる「七福神」を描いた作品です。
七福神信仰は、仁王経の一節「七難即滅、七福即生(しちなんそくめつ しちなんそくしょう)」に由来し、よく知られる七人の神となったのは江戸時代頃とされます。七福神は、宝船に乗ることもありますが、この絵は、彼らが列を組んで地に足を付けて歩くものの、視線や動きに統一感がない自由な姿は、見る人に笑顔をもたらします。
作者の菅楯彦(1878~1963)は、鳥取県出身で、大阪で活躍した画家です。特定の師を持たず、画壇とは距離を置いて活動し、庶民に愛された画家でした。この経歴を知ると、いかにも大阪やなあ、と感じてしまう不思議な作品です。
作品名 | 七福群遊図 |
ふりがな | しちふくぐんゆうず |
作者 | 菅楯彦 |
国名 | 日本 |
制作年 | 昭和時代 |
寸法 | 124.9×41.5cm |
目録番号 | 日-画-017 |
釈文 | 楯彦 |
ユーモアあふれる表情と、コミカルな動き…大黒天を先頭に、七人の神、いわゆる「七福神」を描いた作品です。
七福神信仰は、仁王経の一節「七難即滅、七福即生(しちなんそくめつ しちなんそくしょう)」に由来し、よく知られる七人の神となったのは江戸時代頃とされます。七福神は、宝船に乗ることもありますが、この絵は、彼らが列を組んで地に足を付けて歩くものの、視線や動きに統一感がない自由な姿は、見る人に笑顔をもたらします。
作者の菅楯彦(1878~1963)は、鳥取県出身で、大阪で活躍した画家です。特定の師を持たず、画壇とは距離を置いて活動し、庶民に愛された画家でした。この経歴を知ると、いかにも大阪やなあ、と感じてしまう不思議な作品です。