ほぼ正方形の輪郭が滑らかな硯で、月に見立てた墨池とその右側に「汲古」と彫られている。汲古とは、古を学び、見識を広めるという意。古を学ぶの言葉の如く、石材も良質なものである。 裏面は、道光辛巳(元年、1821)に「心田」という人物によるものだが、不詳。詩文は「筆耕硯田」の意に通ずるものである。 裏面(拓本) Share Twitter Facebook Pinterest Email Copy Url