王昭君は漢の元帝の宮女で、北方異民族である匈奴王と政略結婚させられた女性です。西施とともに四大美女の一人に数えられています。元帝は肖像画で好みの宮女を選んでいました。そこで少しでも美しく描いてもらおうと、宮女たちは絵師に賄賂を渡していました。しかし、王昭君だけはそうしなかったので、絵師は恨んで醜く描きました。その頃、匈奴王が漢に王妃となる女性を求めてきたので、元帝は肖像画から王昭君を選び、嫁がせることにしました。出発の段になって初めて謁見してみると、なんと絶世の美女。元帝は後悔しましたがもはや手遅れで、王昭君は気候も習慣も全く異なる北の僻地でひとり故郷を懐かしみながら暮らしたのでした。
 
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        | 作品名 | 王昭君図 | 
        
        
| ふりがな | おうしょうくんず | 
      
        
| 作者 | 呉観岱 | 
      
      
        
| 国名 | 中国 | 
      
         
| 制作年 | 清末〜民国 | 
      
        
| 寸法 | 66.5×33.8cm | 
      
        
| 目録番号 | 4a-0820 | 
      
        
| 釈文 | 琵琶湿尽郷関泪料得心随白雁帰 呉観岱時客京師 | 
      
 
王昭君は漢の元帝の宮女で、北方異民族である匈奴王と政略結婚させられた女性です。西施とともに四大美女の一人に数えられています。元帝は肖像画で好みの宮女を選んでいました。そこで少しでも美しく描いてもらおうと、宮女たちは絵師に賄賂を渡していました。しかし、王昭君だけはそうしなかったので、絵師は恨んで醜く描きました。その頃、匈奴王が漢に王妃となる女性を求めてきたので、元帝は肖像画から王昭君を選び、嫁がせることにしました。出発の段になって初めて謁見してみると、なんと絶世の美女。元帝は後悔しましたがもはや手遅れで、王昭君は気候も習慣も全く異なる北の僻地でひとり故郷を懐かしみながら暮らしたのでした。
 
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