本作は、屋敷の2階の一室に貴婦人が座り、その周りで2人の侍女がそれぞれ書物を差し出したり、オウムの世話をしたりしている様子を描いている。外からは見えない小ざっぱりとした室内で茶を喫し、オウムを愛で、しかも書を読む教養もあるという、まさに深窓の佳人の姿を、彩色を用いない白描の線で描いた美人画の秀作である。
作品名 | 白描美人図扇面 |
ふりがな | はくびょうびじんずせんめん |
作者 | 沙馥 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 同治8年(1869) |
寸法 | 22.0×47.6cm |
目録番号 | 4a-0226-2 |
釈文 | 己巳嘉平 既望偶擬 龍眠居士 白描法以応 平甫大兄 大雅之属 平江沙馥 |
本作は、屋敷の2階の一室に貴婦人が座り、その周りで2人の侍女がそれぞれ書物を差し出したり、オウムの世話をしたりしている様子を描いている。外からは見えない小ざっぱりとした室内で茶を喫し、オウムを愛で、しかも書を読む教養もあるという、まさに深窓の佳人の姿を、彩色を用いない白描の線で描いた美人画の秀作である。