本作は、水辺の竹林に立つ洗濯籠を持った女性を描いている。「浣」は洗濯のことで、「喧帰」は女が洗濯を終えて帰る声を意味する。唐・王維(701頃~761)作の「山居秋暝」詩の一節を題材にとった作品である。なお、本作の女性と類似する構図で「浣紗渓図」という画題もあり、これは中国の代表的美女である西施(生卒年不詳)が谷川で洗濯をしているところを見いだされ、呉王夫差(?~前473)に献上された故事によるもの。

本作は、水辺の竹林に立つ洗濯籠を持った女性を描いている。「浣」は洗濯のことで、「喧帰」は女が洗濯を終えて帰る声を意味する。唐・王維(701頃~761)作の「山居秋暝」詩の一節を題材にとった作品である。なお、本作の女性と類似する構図で「浣紗渓図」という画題もあり、これは中国の代表的美女である西施(生卒年不詳)が谷川で洗濯をしているところを見いだされ、呉王夫差(?~前473)に献上された故事によるもの。
作品名 | 竹喧帰浣女図扇面 |
ふりがな | ちくけんきかんじょずせんめん |
作者 | 顧伯逵 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国25年(1936) |
寸法 | 17.8×49.9cm |
目録番号 | 1F-0147-1 |
釈文 | 丙子秋月 写竹喧帰浣女句 奉庚民先生方家雅教 九峰居士顧伯逵作於写心庵 |
本作は、水辺の竹林に立つ洗濯籠を持った女性を描いている。「浣」は洗濯のことで、「喧帰」は女が洗濯を終えて帰る声を意味する。唐・王維(701頃~761)作の「山居秋暝」詩の一節を題材にとった作品である。なお、本作の女性と類似する構図で「浣紗渓図」という画題もあり、これは中国の代表的美女である西施(生卒年不詳)が谷川で洗濯をしているところを見いだされ、呉王夫差(?~前473)に献上された故事によるもの。