「三陽開泰」は、春が巡って来て、万物の生気が満ち溢れるという、旧暦正月に良く使われるおめでたい言葉です。
「羊」は「陽」と発音が同じ、置き換えられます。また「羊」は「祥」と字源が通じ、羊は吉祥をもたらす動物とされます。旧暦11月の冬至に「一陽」が生じ、翌日から日が長くなり始めます。12月に「二陽」が生まれ、正月に「三陽」が生じて開泰する(泰平となる)といわれています。
作者の顧伯逵(1892~1969)は、中華民国成立以後に揚州・上海で活躍し、南京芸術学院名誉教授でもありました。本作は、蕾が膨らみ始めた紅梅の下で、毛並みも色も少しづつ異なる、愛らしい三匹の羊が描かれた吉祥絵画です。
作品名 | 三羊開泰図横披 |
ふりがな | さんようかいたいずおうひ |
作者 | 顧伯逵 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国15年(1926) |
寸法 | 36.0×61.8cm |
目録番号 | 4a-0585 |
釈文 | 雲白 仁兄 老法家 雅属 正之 時在丙 寅年 春日 弟顧 伯逵 |
「三陽開泰」は、春が巡って来て、万物の生気が満ち溢れるという、旧暦正月に良く使われるおめでたい言葉です。
「羊」は「陽」と発音が同じ、置き換えられます。また「羊」は「祥」と字源が通じ、羊は吉祥をもたらす動物とされます。旧暦11月の冬至に「一陽」が生じ、翌日から日が長くなり始めます。12月に「二陽」が生まれ、正月に「三陽」が生じて開泰する(泰平となる)といわれています。
作者の顧伯逵(1892~1969)は、中華民国成立以後に揚州・上海で活躍し、南京芸術学院名誉教授でもありました。本作は、蕾が膨らみ始めた紅梅の下で、毛並みも色も少しづつ異なる、愛らしい三匹の羊が描かれた吉祥絵画です。