《九成宮醴泉銘》は、唐の太宗(598〜649)が貞観6年(632)暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たことを記念して建てられた石碑です。
文を魏徴(580~643)が作り、それを「初唐の三大家」に数えられる書家・欧陽詢(557~641)が書いたものを刻しています。《九成宮醴泉銘》は欧陽詢の代表作であり、その文字は楷書体の古典として今も学ばれ続けています。
本作は、清時代に江蘇省・無錫の秦氏によって模刻された「秦氏本」と呼ばれる法帖です。刻された線が明瞭で、学びやすい字の姿を示しています。
作品名 | 九成宮醴泉銘(秦氏本) |
ふりがな | きゅうせいきゅうれいせんめい(しんしぼん) |
作者 | 欧陽詢 |
国名 | 中国 |
制作年 | 唐時代 貞観6年(632) |
寸法 | 34.9×18.3cm |
目録番号 | 碑ー唐ー029 |
《九成宮醴泉銘》は、唐の太宗(598〜649)が貞観6年(632)暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たことを記念して建てられた石碑です。
文を魏徴(580~643)が作り、それを「初唐の三大家」に数えられる書家・欧陽詢(557~641)が書いたものを刻しています。《九成宮醴泉銘》は欧陽詢の代表作であり、その文字は楷書体の古典として今も学ばれ続けています。
本作は、清時代に江蘇省・無錫の秦氏によって模刻された「秦氏本」と呼ばれる法帖です。刻された線が明瞭で、学びやすい字の姿を示しています。