本作は、高士(高潔な文人)が、召使いの少年に琴を持たせ、山野に隠棲する友人を訪ねようとする様子を描く。隠棲は文人の理想であり、そこに心通じる友人が訪ねることは、無上の喜びであるとされる。また琴は、中国の伝統楽器である七弦琴で、書画や碁とともに、文人が嗜むべき教養のひとつに数えられる。
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| 作品名 | 人物図斗方 |
| ふりがな | じんぶつずとほう |
| 作者 | 馮箕 |
| 国名 | 中国 |
| 制作年 | 清時代中~後期 |
| 寸法 | 24.0×25.9cm |
| 目録番号 | 4a-1831-1 |
| 釈文 | 携琹訪友六橋湖上霞客 |