南都鳳凰硯

なんとほうおうけん
     

鳳凰が羽根を広げ、地上に降り立つ姿を表わした楕円形の硯。墨池の円状の波紋が珍しい。

裏面の余白には、「大癡道人」こと黄公望(1269~1354)が杜甫(712~770)の詩「秋興八首」の第五首を揮毫した書と落款が刻まれている。鳳凰は瑞祥の鳥であり、詩文に長寿を象徴する西王母が現れることから、吉祥を象徴する硯といえよう。

                                           
作品名南都鳳凰硯
ふりがななんとほうおうけん
作者不詳
国名中国
制作年不詳
寸法16.9×14.2×3.5cm
目録番号福-2(#77)

鳳凰が羽根を広げ、地上に降り立つ姿を表わした楕円形の硯。墨池の円状の波紋が珍しい。

裏面の余白には、「大癡道人」こと黄公望(1269~1354)が杜甫(712~770)の詩「秋興八首」の第五首を揮毫した書と落款が刻まれている。鳳凰は瑞祥の鳥であり、詩文に長寿を象徴する西王母が現れることから、吉祥を象徴する硯といえよう。

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