合作封侯図

がっさくほうこうず
     

銭厓(1896~1967)は字を叔厓、痩鉄と号した。若くして篆刻を呉昌碩に学び、また書画にもたくみで、特に絵画では山水・花卉を得意とした。上海の芸術界で積極的に活躍し、日本の橋本関雪とも交流があり、京都ではその白沙山荘に寄寓していた。本作は、銭厓が松と題字を、同じく上海で活動していた賀天健(1891~1977)が猴を、孫雪泥(1888~1965)が蜂の巣を、熊松泉(1884~1961)が蜂を描いており、蜂=封、猴=侯で出世を暗示する吉祥画である。

                                               
作品名合作封侯図
ふりがながっさくほうこうず
作者銭厓/賀天健/孫雪泥/熊松泉
国名中国
制作年中華民国
寸法109.0×39.5cm
目録番号5b-3076
釈文封侯 天健画猴松泉写蜂雪泥補 蜂房痩鉄画松 並題字

銭厓(1896~1967)は字を叔厓、痩鉄と号した。若くして篆刻を呉昌碩に学び、また書画にもたくみで、特に絵画では山水・花卉を得意とした。上海の芸術界で積極的に活躍し、日本の橋本関雪とも交流があり、京都ではその白沙山荘に寄寓していた。本作は、銭厓が松と題字を、同じく上海で活動していた賀天健(1891~1977)が猴を、孫雪泥(1888~1965)が蜂の巣を、熊松泉(1884~1961)が蜂を描いており、蜂=封、猴=侯で出世を暗示する吉祥画である。

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