曾熙(1861~1930)、程璋(1869~1938)、張大千(1899~1983)の3名による合作の山水図。張大千は、字は季爰といい、大千の号で知られる。四川省内江の出身。中国近代を代表する画家の一人であり、日本への留学経験もある。本作は、張が上海で活動していた際に、師の曾熙や、海上派の画家・程璋と共に描いたものだが、主要部分の絵は張大千によると考えられている。属書の「薇閣」とは揚洲の名門一族出身で収蔵家でもある卞綍昌(1873~1946)のこと。
作品名 | 合作山水図 |
ふりがな | がっさくさんすいず |
作者 | 曾熙/程璋/張大千 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国13年(1924) |
寸法 | 161.5×41.0cm |
目録番号 | 4a-1216 |
釈文 | 翌日展観兼有疎 爽縈紓之致時 薇閣仁兄将返邘江 見此甚愛即挙以 為贈江上行勝得 此定増異采欣然 命筆記之 衡陽農髯曾熙 甲子重九前二日馬君止哉自北京来購得夾紙甚夥適大千瑶笙咸集於心太平庵 乃議合作此幀用別楮先生之良否主時告竣 農髯曾熙謹識 |
曾熙(1861~1930)、程璋(1869~1938)、張大千(1899~1983)の3名による合作の山水図。張大千は、字は季爰といい、大千の号で知られる。四川省内江の出身。中国近代を代表する画家の一人であり、日本への留学経験もある。本作は、張が上海で活動していた際に、師の曾熙や、海上派の画家・程璋と共に描いたものだが、主要部分の絵は張大千によると考えられている。属書の「薇閣」とは揚洲の名門一族出身で収蔵家でもある卞綍昌(1873~1946)のこと。