呉剛伐桂図扇面

ごごうばっけいずせんめん
     

本作は、斧を手に持つ男が、雲を超えて月に向かう姿を描いている。この男は呉剛という樵で、仙人を志すも怠惰で修行に励まなかった。天帝がそれを見、月の桂の木を切り倒したら仙人にすると約束した。しかし、その木は斧を入れても切り口が自然にふさがり、切り倒すことができない。どうしても仙人になりたい呉剛は、今でも月で桂の木に斧を振るい続けている。

                                               
作品名呉剛伐桂図扇面
ふりがなごごうばっけいずせんめん
作者陳苕
国名中国
制作年不詳
寸法17.8×50.8cm
目録番号1F-0148-1
釈文呉剛伐桂 剣秋先生法家教正 豆庵弟陳苕

本作は、斧を手に持つ男が、雲を超えて月に向かう姿を描いている。この男は呉剛という樵で、仙人を志すも怠惰で修行に励まなかった。天帝がそれを見、月の桂の木を切り倒したら仙人にすると約束した。しかし、その木は斧を入れても切り口が自然にふさがり、切り倒すことができない。どうしても仙人になりたい呉剛は、今でも月で桂の木に斧を振るい続けている。

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