国定第4期 尋常科用 小学書方手本 甲種(第一~第六下)

こくていだいよんき じんじょうかよう しょうがくかきかたてほん こうしゅ(だいいち~だいろくげ)
     

鈴木翠軒(1889~1976)は、愛知県出身の書家。名は春視。丹羽海鶴に師事。戦後の国定教科書を揮毫し書道教育に多大な影響を与えた。本書は、国定第四期本にあたる。

毛筆の教科書は一年生の二学期より使用され始め、この教科書も第二ページの「ハナ、トリ」により、「ハナトリ本」と呼ばれた。本書は楮遂良(596~658)などの唐風の書を意識しているが、最も特徴的なのが点画の「ふるえ」であり、これは側筆によって表れたものと考えられている。

                                           
作品名国定第4期 尋常科用 小学書方手本 甲種(第一~第六下)
ふりがなこくていだいよんき じんじょうかよう しょうがくかきかたてほん こうしゅ(だいいち~だいろくげ)
作者編:文部省/書:鈴木翠軒
国名日本
制作年昭和8年~11年(1933~1936)
寸法21.0×15.0cm
目録番号KSY-0052

鈴木翠軒(1889~1976)は、愛知県出身の書家。名は春視。丹羽海鶴に師事。戦後の国定教科書を揮毫し書道教育に多大な影響を与えた。本書は、国定第四期本にあたる。

毛筆の教科書は一年生の二学期より使用され始め、この教科書も第二ページの「ハナ、トリ」により、「ハナトリ本」と呼ばれた。本書は楮遂良(596~658)などの唐風の書を意識しているが、最も特徴的なのが点画の「ふるえ」であり、これは側筆によって表れたものと考えられている。

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved