市河米庵(1779~1858)は、江戸後期の書家。名は三亥。字は孔陽、別号に楽斎など。著作に『米家書訣』『米庵墨談』などがある。米芾(1051~1107)や顔真卿(709~785)などの中国の書を研究し、米庵の号は米芾に由来する。彼の書塾・小山林堂には、門人5千人余が居たという。巻菱湖(1777~1843)、貫名菘翁(1778~1863)とともに、「幕末の三筆」の一人に数えられる。
本作は、江戸唐様の大家らしく、力強い堂々とした大字の作品。龍が吼え、虎が唸り声をあげる、その様子が書に乗り移ったかのようである。
作品名 | 大字屏風「盤龍」「嘯虎」 |
ふりがな | だいじびょうぶ「ばんりゅう」「しょうこ」 |
作者 | 市河米庵 |
国名 | 日本 |
制作年 | 江戸時代後期 |
寸法 | 各132.5×59.8cm |
目録番号 | 日-屏-012 |
釈文 | 盤龍 嘯虎 米庵 |
市河米庵(1779~1858)は、江戸後期の書家。名は三亥。字は孔陽、別号に楽斎など。著作に『米家書訣』『米庵墨談』などがある。米芾(1051~1107)や顔真卿(709~785)などの中国の書を研究し、米庵の号は米芾に由来する。彼の書塾・小山林堂には、門人5千人余が居たという。巻菱湖(1777~1843)、貫名菘翁(1778~1863)とともに、「幕末の三筆」の一人に数えられる。
本作は、江戸唐様の大家らしく、力強い堂々とした大字の作品。龍が吼え、虎が唸り声をあげる、その様子が書に乗り移ったかのようである。