宝珠九龍硯

ほうじゅきゅうりゅうけん
     

円形の墨池を中心に、宝珠を手にした九頭の龍が大胆に彫刻された雄大な硯である。墨池には蓋があり、蓋部分にも同様に龍が彫刻されており、中央の龍は宝珠を口から吐き出そうとしている。

材質は石炭石であり、石炭石はその柔らかい性質と、重厚な黒色が魅力となり、この作品のようなきめ細やかな彫刻が施された硯が作られた。しかしながら、同時に石材の脆さにより、取り扱いには十分な注意を要する。

その装飾性から、美術鑑賞用の硯ととらえるべきであろう。

                                           
作品名宝珠九龍硯
ふりがなほうじゅきゅうりゅうけん
作者不詳
国名中国
制作年不詳
寸法7.5×43.2×49.5cm
目録番号Y-223

円形の墨池を中心に、宝珠を手にした九頭の龍が大胆に彫刻された雄大な硯である。墨池には蓋があり、蓋部分にも同様に龍が彫刻されており、中央の龍は宝珠を口から吐き出そうとしている。

材質は石炭石であり、石炭石はその柔らかい性質と、重厚な黒色が魅力となり、この作品のようなきめ細やかな彫刻が施された硯が作られた。しかしながら、同時に石材の脆さにより、取り扱いには十分な注意を要する。

その装飾性から、美術鑑賞用の硯ととらえるべきであろう。

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