文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、内官丞印であろうか。出土例あり。『漢書』百官公卿表は、宗正の属官に内官長・丞があったが、当初は少府の属官であったとする。顔師古は『漢書』律暦志の度の項に拠り、内官は「主分寸尺丈」と注する。
作品名 | 封泥「内官丞印」 |
ふりがな | ふうでい「ないかんじょういん」 |
作者 | 不詳 |
国名 | 中国 |
制作年 | 秦 統一前後 |
寸法 | 2.7×2.9×0.9cm |
目録番号 | 97-0050-137 |
釈文 | 内官丞印 |
文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、内官丞印であろうか。出土例あり。『漢書』百官公卿表は、宗正の属官に内官長・丞があったが、当初は少府の属官であったとする。顔師古は『漢書』律暦志の度の項に拠り、内官は「主分寸尺丈」と注する。