文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、泰匠丞印であろう。秦代、「泰」は「太」・「大」と通じた。『漢書』百官公卿表に「将作少府、秦官、掌治宮室、左右中候。景帝中六年更名将作大匠」と見えるが、あるいはこの将作大匠と関連するものか。
作品名 | 封泥「泰匠丞印」 |
ふりがな | ふうでい「たいしょうじょういん」 |
作者 | 不詳 |
国名 | 中国 |
制作年 | 秦 統一前後 |
寸法 | 3.3×3.2×0.85cm |
目録番号 | 97-0050-62 |
釈文 | 泰匠丞印 |
文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、泰匠丞印であろう。秦代、「泰」は「太」・「大」と通じた。『漢書』百官公卿表に「将作少府、秦官、掌治宮室、左右中候。景帝中六年更名将作大匠」と見えるが、あるいはこの将作大匠と関連するものか。