封泥「郡右邸印」

ふうでい「ぐんゆうていいん」
     

文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、郡右邸印であろう。出土例あり。『漢書』百官公卿表では、秦官に典客の属官として郡邸があり、長(長官)・丞(次官)が置かれたとある。顔師古は「主諸郡之邸在京師者也」と注する。ただし、郡邸が左右に分かれていたかについては記載なし。

                                               
作品名封泥「郡右邸印」
ふりがなふうでい「ぐんゆうていいん」
作者不詳
国名中国
制作年秦 統一前後
寸法2.85×3.1×0.95cm
目録番号97-0050-95
釈文郡右邸印

文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、郡右邸印であろう。出土例あり。『漢書』百官公卿表では、秦官に典客の属官として郡邸があり、長(長官)・丞(次官)が置かれたとある。顔師古は「主諸郡之邸在京師者也」と注する。ただし、郡邸が左右に分かれていたかについては記載なし。

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