山水図扇面

さんすいずせんめん
     

篆書の名手として、親友の趙之謙(1829~1884)から一目を置かれていた胡澍(1825~1872)ですが、篆刻の他にも文人らしい枯雅な山水図を遺しています。何気ない構図ですが、樹木の葉先や土坡の影に濃い墨を効かせて、画面を引き締める手法は、篆刻家らしい空間処理といえます。

                                           
作品名山水図扇面
ふりがなさんすいずせんめん
作者胡澍
国名中国
制作年清時代後期
寸法17.3×51.3cm
目録番号3F-0035-1

篆書の名手として、親友の趙之謙(1829~1884)から一目を置かれていた胡澍(1825~1872)ですが、篆刻の他にも文人らしい枯雅な山水図を遺しています。何気ない構図ですが、樹木の葉先や土坡の影に濃い墨を効かせて、画面を引き締める手法は、篆刻家らしい空間処理といえます。

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