宋君方(1900~1987)は字を海葉といい、呉絲と号した女流画家である。女子師範学校などで国画の講師を勤め、解放後は文化部の幹部となった。花鳥画を得意とし、高い評価を得ている。夫は著名な篆刻家・書画家である寿鑈(1885~1950)である。
本作は、絵の描き方と款記から見る限り、宋君方が背景を補筆し、寿鑈が款を書いたことしか分からず、猫の作者は不明である。恐らく西洋画を学んだ人物のものであろう。
▼開館25周年秋季企画展「耄耋ってニャンだ!?-吉祥の願い-」で展示した時の様子を動画でご覧いただけます
作品名 | 幼猫菊石図 |
ふりがな | ようびょうきくせきず |
作者 | 宋君方/寿鑈 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国37年(1948) |
寸法 | 65.0×32.0cm |
目録番号 | 5b-3082 |
釈文 | 石畔貍双蹲常対秋花鑑陶明悠然南山見不見 宋君方補景寿鑈綴句戊子秋酷熱 |
宋君方(1900~1987)は字を海葉といい、呉絲と号した女流画家である。女子師範学校などで国画の講師を勤め、解放後は文化部の幹部となった。花鳥画を得意とし、高い評価を得ている。夫は著名な篆刻家・書画家である寿鑈(1885~1950)である。
本作は、絵の描き方と款記から見る限り、宋君方が背景を補筆し、寿鑈が款を書いたことしか分からず、猫の作者は不明である。恐らく西洋画を学んだ人物のものであろう。
▼開館25周年秋季企画展「耄耋ってニャンだ!?-吉祥の願い-」で展示した時の様子を動画でご覧いただけます