廻紋硯

かいもんけん
     

硯縁に紋が廻らされた硯で、硯式からは、清時代後期から民国時代頃に作硯されたものと思われる。

裏面は、左側に向かい坐禅を組む僧と、その傍らに「心如明鏡(心、明鏡の如し)」と彫られている。心が鏡のように澄んでいる、という意で、唐代の禅僧・慧能の言葉である。日本でも、禅僧の間でよく知られた文言である。

                                           
作品名廻紋硯
ふりがなかいもんけん
作者不詳
国名中国
制作年不詳
寸法17.7×11.5×2.3cm
目録番号Y-132

硯縁に紋が廻らされた硯で、硯式からは、清時代後期から民国時代頃に作硯されたものと思われる。

裏面は、左側に向かい坐禅を組む僧と、その傍らに「心如明鏡(心、明鏡の如し)」と彫られている。心が鏡のように澄んでいる、という意で、唐代の禅僧・慧能の言葉である。日本でも、禅僧の間でよく知られた文言である。

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