張遷碑

ちょうせんひ
     

《張遷碑》は官吏である張遷(生卒年不詳)の業績を記した石碑です。明時代の初めに出土したと伝わります。刻されている字はほぼ方形の字形で、角張った点画が特徴的です。

後漢時代の隷書碑として著名な《曹全碑》とほぼ同時期に建てられた石碑ですが、その書風はずいぶん異なります。《曹全碑》の洗練された書風に比して、《張遷碑》は素朴で力強く、やや古拙な趣をもつ作品です。

                                           
作品名張遷碑
ふりがなちょうせんひ
作者不詳
国名中国
制作年後漢時代 中平3年(186)刻
寸法33.5×19.8×1.4cm
目録番号拓帖ー020

《張遷碑》は官吏である張遷(生卒年不詳)の業績を記した石碑です。明時代の初めに出土したと伝わります。刻されている字はほぼ方形の字形で、角張った点画が特徴的です。

後漢時代の隷書碑として著名な《曹全碑》とほぼ同時期に建てられた石碑ですが、その書風はずいぶん異なります。《曹全碑》の洗練された書風に比して、《張遷碑》は素朴で力強く、やや古拙な趣をもつ作品です。

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