折梅図

せつばいず
     

中国清時代後期には、中国社会の変革の中で、本作のような美女を題材とした絵画が流行する。惲懐英(生卒年不詳)は、蘭陵女史の号で知られる。江蘇省常州の出身。源濬の末娘で、清時代初期を代表する画家の一人・惲寿平(1633~1690)の孫にあたる。夫の死後、子どもたちを育てるために画を売って生計を立てた、たくましい女性である。描かれた女性の表情からは、吸い込まれそうな貴賓が感じられる。

                                               
作品名折梅図
ふりがなせつばいず
作者惲懐英
国名中国
制作年清時代中期 嘉慶2年(1797)
寸法86.0×37.0cm
目録番号4g-0012
釈文丁巳秋九月 蘭陵女史惲懐英

中国清時代後期には、中国社会の変革の中で、本作のような美女を題材とした絵画が流行する。惲懐英(生卒年不詳)は、蘭陵女史の号で知られる。江蘇省常州の出身。源濬の末娘で、清時代初期を代表する画家の一人・惲寿平(1633~1690)の孫にあたる。夫の死後、子どもたちを育てるために画を売って生計を立てた、たくましい女性である。描かれた女性の表情からは、吸い込まれそうな貴賓が感じられる。

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