書画織交扇面

しょがおりまぜせんめん
     

李野(1843~?)以外の3名については、詳しい伝記がありませんが、いずれも属書に「式如仁兄大人」とありますので、4人の共通の知人のために合作したものです。書を書いた汪鳳瀛(1854~1925)、汪鳳梁(?~?)は兄弟かと思います。書風から科挙の受験を経験した者でしょう。
画題のトンボや蓮は「学業成就」、馬や柳は「早く育つ」などの吉祥を表しますので、あるいは科挙の合格を祈念して、皆で応援して合作したものかもしれません。

                                               
作品名書画織交扇面
ふりがなしょがおりまぜせんめん
作者汪鳳瀛/周崎/汪鳳梁/李野
国名中国
制作年清末~民国
寸法17.5×52.4cm
目録番号4a-1380-1
釈文種苗在東皋苗生満阡陌雖有荷 鋤倦濁酒聊自適 日暮巾紫車〓闇光已夕帰人望 煙火稚子侯檐隙 問君亦何為百年会有役〓願桑 麻成蠺月得紡績 式如仁兄世大人雅属即政 荃台汪鳳瀛/秋搪逸趣 式如仁兄大人正 弟周崎/莫将画扇出帷来遮掩春山滞上才 若道団円似 明月此中須放桂花開非関宋玉有微 辞却是襄王 夢覚遅一自高唐賦成後楚天雲雨尽 堪疑日々春 光門日光山城斜路杏花香幾時心緒渾 無事得及遊 絲百尺長巫峡〓々近楚宮至今雲雨暗舟 楓微生尽恋 人間楽只有襄王憶夢中 录玉渓生詩 式如仁兄大人足正 蘭〓汪鳳梁/新羅画本 式如仁兄大人正 弟野

李野(1843~?)以外の3名については、詳しい伝記がありませんが、いずれも属書に「式如仁兄大人」とありますので、4人の共通の知人のために合作したものです。書を書いた汪鳳瀛(1854~1925)、汪鳳梁(?~?)は兄弟かと思います。書風から科挙の受験を経験した者でしょう。
画題のトンボや蓮は「学業成就」、馬や柳は「早く育つ」などの吉祥を表しますので、あるいは科挙の合格を祈念して、皆で応援して合作したものかもしれません。

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