月池汲古硯(心田銘)

げつちきゅうこけん(しんでんめい)
     

ほぼ正方形の輪郭が滑らかな硯で、月に見立てた墨池とその右側に「汲古」と彫られている。汲古とは、古を学び、見識を広めるという意。古を学ぶの言葉の如く、石材も良質なものである。

裏面は、道光辛巳(元年、1821)に「心田」という人物によるものだが、不詳。詩文は「筆耕硯田」の意に通ずるものである。

裏面(拓本)

                                           
作品名月池汲古硯(心田銘)
ふりがなげつちきゅうこけん(しんでんめい)
作者不詳
国名中国
制作年清時代後期 道光元年(1821)銘
寸法11.7×11.7×2.3cm
目録番号Y-099

ほぼ正方形の輪郭が滑らかな硯で、月に見立てた墨池とその右側に「汲古」と彫られている。汲古とは、古を学び、見識を広めるという意。古を学ぶの言葉の如く、石材も良質なものである。

裏面は、道光辛巳(元年、1821)に「心田」という人物によるものだが、不詳。詩文は「筆耕硯田」の意に通ずるものである。

裏面(拓本)

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved