林亭高士図

りんていこうしず
     

伍蠡甫(1900~1992)は西洋文学の翻訳家として名高い人物であるが、絵画に対する造詣も深く、中学の時、著名な画家である黄賓虹の門下に入って学んでいる。大学や留学先での専攻は絵画とは無関係であったが、画論を発表したり、馬衡の招きで故宮博物院の顧問をつとめた。解放後は上海中国画院の画師でもあった。本作は、松の木陰に座る高士を描くが、服装や建物は近代のものであり、純粋な国画とは異なる雰囲気を感じる。

                                               
作品名林亭高士図
ふりがなりんていこうしず
作者伍蠡甫
国名中国
制作年民国34年(1945)
寸法53.6×28.2cm
目録番号5b-4580
釈文蠡甫 乙酉秋仲

伍蠡甫(1900~1992)は西洋文学の翻訳家として名高い人物であるが、絵画に対する造詣も深く、中学の時、著名な画家である黄賓虹の門下に入って学んでいる。大学や留学先での専攻は絵画とは無関係であったが、画論を発表したり、馬衡の招きで故宮博物院の顧問をつとめた。解放後は上海中国画院の画師でもあった。本作は、松の木陰に座る高士を描くが、服装や建物は近代のものであり、純粋な国画とは異なる雰囲気を感じる。

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