柳鳥図

りゅうちょうず
     

陳樹人(1884~1948)は名を哲、後に韶といい、葭外漁子と号した。字で通る。幼くして美術を好み、故郷広東で著名な画家である居廉に師事した。また日本にも留学経験をもつ。孫文に従って革命運動に参加し、政治にも関わったが、絵筆を擱くことはなかった。その絵画は、花鳥画が特にすぐれた。広東における嶺南派を代表する画家である。本作は、柳の葉の間に見え隠れする二羽の鳥を大胆な構図で描いている。

                                               
作品名柳鳥図
ふりがなりゅうちょうず
作者陳樹人
国名中国
制作年民国29年(1940)頃
寸法130.6×32.5cm
目録番号5b-3222
釈文識語1:論画之工易怯画之〓難今〓〓陳君樹人之作以古法壇新意薫染得宜気魂雄厚蒼動高〓来愧為芸林老手余景仰〓幀拜服〓〓〓題記 周〓〓識  識語2:陳君樹人精八法尤長於丹青此幀係平生得意傑作〓楊之内禽鳥深蔵活溌如生洵逸品也佩之伝爰題〓語以記 庚辰仲秋臥龍山民章廷熊謹識  落款:樹人

陳樹人(1884~1948)は名を哲、後に韶といい、葭外漁子と号した。字で通る。幼くして美術を好み、故郷広東で著名な画家である居廉に師事した。また日本にも留学経験をもつ。孫文に従って革命運動に参加し、政治にも関わったが、絵筆を擱くことはなかった。その絵画は、花鳥画が特にすぐれた。広東における嶺南派を代表する画家である。本作は、柳の葉の間に見え隠れする二羽の鳥を大胆な構図で描いている。

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